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2023.01.12

知識

介護施設の選び方~トイレ編~


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有料老人ホームを見学にいくと施設によってトイレの場所・仕切りのタイプ・手すりの配置が違います。もちろん、入居される方の体の状態によって使い分けがいると思います。

見学に行った際、まず気になるのはトイレの仕切りです。2タイプあります。カーテンで仕切るタイプと引き戸のタイプに分かれます。

それぞれ一長一短がありますので、重視するポイントで選らんでください。

・カーテンタイプ

最大のメリットはトイレへ入る際に間口が広く、車いすでトイレに行きやすく、車いすからの移譲がしやすい。介護者が介助しやすいという特徴があります。

デメリットはカーテン一枚のになるので、居室との区別されいいる感覚が薄い。匂いが居室に広まる(気になる)。

・引き戸タイプ

カーテンタイプの真逆になります。

メリットは匂いが気になりにくい。ちゃんとトイレで排泄している感覚がある。

デメリットは間口が狭く、車いすで入るのに時間がかかる。介助者が介助しにくい。

ちなみに数は少ないですがこの中間をとっている施設もあります。アコーディオンカーテンを採用している施設です。匂いの問題・間口の広さも確保できるのでお勧めです。

ちなみに部屋にある施設とない施設では料金価格の違いがあります。トイレ付のお部屋のほうが少し高くなります。

部屋にトイレがあることと、ないこと。これも一長一短があります。見方・考え方なのですが、トイレまで歩いていき排泄するというのは、生活のなかで体の機能を使っていますので、ある意味リハビリを行っているとみることができます。

オムツをしていると便意や尿意が鈍くなります。なるべくなら、便意・尿意を感じたら、出ても出なくてもトイレに座る習慣を作るのも大切です。

先日、ご相談を受けた利用者さんもオムツで便意も尿意も感じてましたが、病院で介護されるうちにトイレでさせてもらえず、オムツで対応されて便意・尿意が薄れていき、トイレに行くことをあきらめていましたし、そんな自分を悲しんでいらっしゃいました。

食べること、排泄は生きていることの実感ですので、できるだけ自分でできることがいいのではないでしょうか。部屋にトイレがないからダメということでもありません。その方の生活のあり方、人柄、性格・性別で家族は施設を見て選んでいただきたいです。施設は終末を迎えるための場所ではありません。あくまでも生活の場です。生活の場の延長に終末があると思います。

施設はそこに楽しい生活を提供するための工夫をしています、どういった生活をしたいのかが大事です。

もし、迷われることがありましたら、たくさん見学しましょう。



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